体調がよくないと元気が出なかったり、声が出なかったりしますが、声がこもってしまう時がありますよね?
そういうときは、痰が喉の奥に絡んでいるのが原因かもしれません。
確かに、痰が絡んで声が掠れたり、鼻水が止まらなくなったりしてのどや鼻に負担がかかって辛い(泣)
こうなると、声がこもるようになって人と会話ができなくなってしまいますよね。
そこでこの記事では、「こういう時はどうやって対処すればいいのか」について、私の経験談を交えてご紹介します。
この記事で分かることは下記5点です。
- 風邪をこじらせて声がこもるようになった私の体験談
- 声がこもってしまう原因は後鼻漏以外にも
- そもそものしゃべり方が問題の人もいる
- 痰が絡んで上手くしゃべれないときの応急処置
- 痰が絡んで声がこもるのは姿勢が原因だった人もいる
風邪をこじらせて声がこもるようになった私の体験談
私は30歳の時に仕事が忙しくて、風邪を弾いても病院へ行けませんでした。
「早く治さないと」と思いつつ、休めないのでそのまま放置していたのです(汗)
そしたら鼻詰まりが悪化しすぎてしまい、鼻の機能がほとんど働かなくなりました。
大好きだったコーヒーの香りも、好きなご飯の香りもしないし、トイレに行ってもぜんぜん臭くないのです…
しかし、喉の奥から湧いてくる変な臭いだけは分かります。
自分の内側から来る臭いだから、鼻の穴がふさがっていても鼻の奥の副鼻腔に届くからだと思います。
それで自分の口臭が悪化していることを知って、とても嫌な気分になりました。
しかも鼻だけではなく、喉も詰まる感じがしたのです(汗)
喉の奥に痰が詰まっているような気がして、口を大きく開けても自分では確認できません。
夫に確認してもらおうと思ったけど、口臭のことを考える気まずいのでやめておきました。
さらに雑貨の販売職をしているのですが、仕事中にお客さんに話しかけても「え?」と聞き返されるように…(汗)
だんだん仕事が嫌になって、夫との関係も覚めてきたような気がしてストレスがたまっていきました。
ストレスがたまると体調が治りにくいから、どんどん後鼻漏は悪化。
鼻づまりに加えて耳詰まりもするようになって、ますます人との会話がしづらくなりました。
私は元々どちらかというと社交的な方で、だからこそ販売職をしていたはずだったのですが、どんどん人と会うのが嫌になっていきました。
仕事への意欲もなくなって、せっかく好きなテイストの雑貨屋で働いているのに、毎日が楽しくなくなってしまったのです…。
「だた、痰が絡んで声がこもるだけだから」と放置していると、私のようになってしまう可能性があります。
最後の方は少し鬱状態になっていて、「もう何をしてもよくならないから一生しゃべりにくいままでいいや」と諦めていたのです。
声がこもってしまう原因は後鼻漏以外にも
私がずっと悩んでいた後鼻漏以外にも、声がこもってしまう原因があります。
例えば、耳の病気です。
- 耳管開放症 大きな耳垢が原因でエレベーターに乗っているような耳がキーンとする症状がある
- 滲出性中耳炎 浸出液が原因で起こる中耳炎で子供から大人までなる病気
これらの病になると声がきちんと出ていても、自分でそれを認識することができません。
ですので、実際は声がこもっていないのにこもっているように聞こえてしまうのです。
この場合は人の声もこもって聞こえるので、コミュニケーションが上手く行きづらくなります。
「耳の病気と痰は関係ないじゃん」と思うかもしれませんが、滲出性中耳炎は上咽頭炎の初期症状でもあります。
鼻と喉の境目の上咽頭に炎症が起こって、痰が出ている可能性もあるのです。
上咽頭炎になると、鼻水が大量に出るようになって後鼻漏になる可能性もあります。
中耳炎、上咽頭炎、後鼻漏になっていると治療が大変なので、早めに病院へ行くことをオススメします。
病気じゃなくてそもそものしゃべり方が問題の人もいる
ほかには病気ではなく、そもそものしゃべり方が原因の場合があります。
痰が出やすいのも、病気ではなく生活習慣という場合もあります。
例えば
- 口がきちんと開いてない
- 顎が力んでいる
- 歯並びが悪い
- 体の調子が悪い
- 舌の位置が固定されてる
などの生活習慣だと声がこもりやすくなります。
その上口呼吸だと、痰も出やすくなってしまうのです。
こういう場合は口をしっかり開ける力と舌の力を鍛えれば、ある程度は症状が治ります。
歯並びを整えるのは歯列矯正などが必要なので、最終手段と考えておきましょう。
口をしっかり開ける力は大きい口を開けて話すように心がけたり、「あいうえお」と大きな口を開けて発声
すればいいだけ。
他にも、お風呂で発声練習をすると声がよく通って自信が付きやすいのでオススメです。
また、舌の力を鍛えるのは口を閉じて、舌を左回りに360度口の中をなめまわすように一周させて、右回りにも
行うといいです。
これを左右10日づつ毎日繰り返していれば、舌の力が鍛えられて喋っている時に舌の位置を変えない癖を治すことができます。
この2つの方法は、口の筋肉を鍛えるから口呼吸改善にもなるのでオススメです。
痰が絡んで上手くしゃべれないときの応急処置
人に伝えないといけない用事があるときに、喉の奥で痰が絡んで声がこもっていると困りますよね?
こういうときは、応急処置を用意しておけば安心です。
まずは「のど飴」ですね。
ガムは痰と絡んでネバネバになって不快になる可能性が高いからのど飴のほうがいいです。
ハーブやビタミン系などの喉にいい飴をなめれば喉にもいい栄養になるし、飴をなめていれば唾液が出てきます。
ほかには「飲み物を飲む」こと。
水分をとれば喉が潤って喉の奥をふさいでいる痰が出やすくなって、声もこもらなくなります。
あとは「深呼吸」ですね。
ゆっくり鼻から息を吸って口から吐いていれば、自然とするっと痰が出てくるかもしれません。
痰が絡んで声がこもるのは姿勢が原因だった人もいる
痰が絡んだり声がこもったりすると、「喉の病気かな?」とか「タバコがよくない?」と思うかもしれません。
でもそれよりも意外と原因になることが多いのは、姿勢です。
スマホやタブレット、パソコンを使う人が増えたので猫背がストレートネックの人が急増しています。
猫背やストレートネックは首やのどに負担をかけるだけではなく、痰が下に流れにくく、口まで上がりにくく
なっています。
上下どちらにも流れなくなった痰が喉の奥で止まってしまうし、姿勢が悪いと声の通りも悪くなります。
姿勢は一度悪くなるとなかなか改善できないと思っている人は多いです。
しかし、簡単なストレッチをこまめにやるだけで直ぐに姿勢美人になれます。
背中で両手を組み、肘を伸ばします。
そのまま胸を張って息をゆっくり吐きながら、腕を伸ばしたまま上にあげます。
痛くない程度のところでキープして、深呼吸を5回してください。
これを暇なときにコツコツやるだけで、姿勢はどんどんよくなります。
猫背で内側に入ってしまっている体を外側へ広げるので、肩こりや腰痛なども解消して全身の疲れが取れます。
特に寝る前にやることで睡眠の質がグッと上がり、姿勢の改善にもつながるのでオススメです…!
なた豆茶を飲めばさらに声が出やすくなる
「なた豆茶」を飲むことで、更にに声が出やすくなります。
なた豆茶には排膿作用と抗炎症作用が期待できるできるので、痰を取り除きやすくなるんです。
痰を取り除きやすいだけではなく、炎症にも効果が期待できるというのは嬉しいですよね?
もしあなたの痰と声がこもる感じが中耳炎、上咽頭炎、後鼻漏などさまざまな箇所に起きている炎症だったとしても効果が期待できるからです…!
人の体は意外なところに気が付かないうちに炎症が起きていたりするので、なた豆茶を飲むことで全身の炎症をケアできるかもしれないのです。
私は後鼻漏をなた豆茶で完治しましたが、ほかの人の体験談を読んでいると「長引いていた中耳炎が治った」
とか「上咽頭炎が治った」という口コミもありました。
気になる方はぜひ、試してみてください。
味もおいしいので、とってもオススメです…!
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