喉に痰が絡むことは不健康なことではありませんが
「1日中痰が絡んでいる」「ここ1か月以上、ずっと喉の奥に痰があって出てこない」となると、心配です。
そんな時は、食道がんや肺がんなどで痰が出る量が増えることもあるので、一度病院で検査を受けたほうがいいかもしれません。
しかし、痰が喉の奥にある状態が続くのはがんなどの深刻な病気よりももっと軽いケースが多いのでご安心ください。
私も8年間くらい喉の奥に痰が絡むことに悩んでいた時期があったのですが、最近はなくなりました。
ある簡単な方法で痰で悩まない体質になれたので、あなたにもきっと効果があると思いますよ。
この記事で分かることは下記の5点です。
- 痰が喉の奥に絡むと生活レベルが落ちる
- 喉の奥に痰が絡む病気まとめ
- 喉の奥に痰が絡んで取れないときは水分補給を
- 柄の長い綿棒でかき出すことはできないのか
- なた豆茶を飲んで痰を出す方法もある
痰が喉の奥に絡むと生活レベルが落ちる
痰が喉の奥に絡んでいると、とても気になりますよね?
でも命に別条があるわけでもないし、と放置している人も多いはず。
病院で検査をして肺がんや食道がんじゃなければいいのですが、自己診断で判断がつきにくいものでもあります。
肺がんや食道がんは痛みがある以外に発熱、咳が止まらない、痰に血が混じるなどの症状があります。
痰が喉の奥に詰まる病気には、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎、花粉症、気管支炎などの病気があります。
私の場合は、慢性副鼻腔炎が原因でした。
もともとアレルギー体質で毎年花粉症になっていたのですが、風邪をこじらせて急性副鼻腔炎になったのです。
そして、これを放置していたら慢性副鼻腔炎になってしまいました(泣)
風邪でいつもよりも多く鼻水が出るようになって、それが流れきらず鼻の奥の副鼻腔にたまったことがきっかけ。
それでどんどん鼻が詰まっていき、副鼻腔に鼻水が大量にたまってしまったのです。
鼻と喉は奥で綱繋がっているし、人の体の仕組み的に副鼻腔の鼻水は喉に流れてきます。
健康な鼻水はサラサラしていて透明なのですが、ずっと副鼻腔にたまっているとネバネバになって黄色に。喉の奥に流れてきたところで止まってしまうので、なかなか出てこないのです(汗)
鼻水について調べてみると、白血球の死骸、細菌の死骸、いらない水分など。
体にとってゴミなので、ずっと体の中にあるとよくありません。
細菌がどんどん繁殖してしまい、炎症を起こすきっかけにもなってしまいます。
慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、風邪をこじらせて起こるこの症状を後鼻漏といいます。
後鼻漏になると、鼻と喉の境目にある上咽頭の炎症、上咽頭炎になる人が多いのはこのためですね。
喉の奥に痰が絡む病気まとめ
喉の奥に痰が絡むのは、後鼻漏だけが原因ではありません。
ここでは喉の奥に痰が絡む病気について、お話していきます。
痰が喉の奥に絡む病気には、喘息があります。
喘息は気道の粘膜が過剰に働くので、ハウスダストなどが侵入してくると分泌物である痰を大量に出して保護しようとします。
咳だけではなく痰も増えてしまうのです。
喘息の原因はダニ、ペットの毛、花粉、ホコリなどのハウスダスト、タバコ、ストレス、運動などの習慣。
逆流性食道炎は胃液や胃の中身が逆流して食道に流れてくる病気です。
痰が喉にあるとすっぱかったり、酸の臭いがする場合は逆流性食道炎ですね。
逆流性食道炎は喘息よりも原因が幅広くて、生活習慣がよくないから起こると考えておくといいそうです。
喉の奥に痰が絡んで取れないときは水分補給を
喉の奥に痰が絡んでとれないときは、水分補給をしてください。
痰が水分を補給することで、出しやすくなります。
水分補給をすると、痰にも水分が追加されます。
痰が出にくくなっているのは、痰の水分が足りなくなって固くなっているから。
痰がながいこと喉の奥にあった人の体験談では
「ゼリーみたいなプルプルの茶色い痰が出てきた」
とか
「こんにゃくの破片みたいな緑色のかたまりが口から出てきた」
と書かれていました。
痰はふつう透明でジェルよりも柔らかいので、ここまで水分が足りなくなるということは長くとどまっていたということです。
私は喉の奥に痰が詰まってとれなくなるのは、便秘にていると思います…!
大腸の中にずっととどまっていたせいで、水分が抜けて固くなってますます出なくなってしまうのと同じ。
「喉で便秘が起こってる」くらいに不衛生で健康に良くない状態です。
水分をこまめにとって、首を温めてはやめに痰を出しましょう。
柄の長い綿棒でかき出すことはできないのか
痰で悩んでいる人の中には柄の長い綿棒を喉に突っ込んで、痰をかき出したいと考えている人もいるはず。
柄の長い綿棒は、通販やドラッグストアなどで購入することができます。
でも呼吸器官に置く深くまで異物を入れるのは、とても危険です(汗)
喉を傷つける可能性もあるし、綿棒が入ってしまって取れなくなる可能性もあります。
重大なケガにつながる可能性があるので、喉に何かを突っ込んで痰を出すのはやめましょう。
水分補給をして様子を見るといいと思います。
あとは、マッサージですね。
喉を下から上へ優しく丁寧にさすったり、首を回したり肩こり解消のマッサージをすると痰が出しやすくなるのでオススメです。
なた豆茶を飲んで痰を出す方法もある
喉の奥に詰まっている痰を出す方法には、なた豆茶を飲むという方法もあります。
なた豆茶は鹿児島県産のお茶で、排膿作用や抗炎症作用などさまざまな効果が期待できます。
後鼻漏の副鼻腔から流れてくる鼻水も、気管支炎や喘息で上がってくる分泌物の痰も膿の仲間です。
ですので、なた豆茶の排膿作用が効くと思います。
私は8年間も後鼻漏で悩んでいたのですが、なた豆茶を飲み始めてから黄色く変色した鼻水のかたまりがドバーっと出てきました。
びっくりしたのですが、その日1日中どこにも外出できないくらいに鼻水のかたまりがどんどん出てきて、ずっとティッシュに吐き出している状態でした(汗)
それから1か月間、痰がずっと出続けたのですがだんだん出る量が減っていって今では完治しています。
完全に詰まっていた鼻もすっきり通るようになって、大好きなコーヒーの香りを数年ぶりにかいだときに少し感動しました…!
あと、今まで鼻が詰まりすぎていてできなかった口呼吸ができるようになったのも、嬉しいです。
口呼吸はずっと口を開けてないと呼吸できないから、すぐに疲れていました。
吸える酸素量が少ないから、疲れやすい体質になっていたのです。
まとめ(喉の奥に痰が詰まっているときの意外な病気)
この記事では、「痰が喉の奥に詰まるのは何の病気か」についてご紹介しました。
喉の奥に痰が詰まっているときは、鼻の病気か喉の病気であることがほとんど。
でも中には精神的な病気という場合もあります。
それはパニック障害。
外出中やその人がとてもストレスを感じる場面になったときに、発作のような症状を引き起こしてしまいます。
呼吸困難や過呼吸などがそうで、喉の奥に痰が詰まっていて呼吸できない感じになる人もいます。
本人は本当に息ができなくなっているのですが、身体的な検査を受けても何もないことが特徴です。
後鼻漏の場合や気管支炎の場合は、レントゲンを撮れば鼻水や痰が写ります。
パニック障害の人は、ハーブティーを飲むといいと思います。
ハーブは喉にもいいし、精神にもいい作用が期待できるからです。
喉に違和感を感じているなら、精神的な症状でも喉のケアをした方が私はいいと思います。
喉が冷えないような恰好をして、こまめに水分補給をすることをオススメします。
そして、鼻の病気でも喉の病気でも精神的な病気でも、体を温めることは効果が期待できます。
温かい恰好をして防寒グッズを駆使して、体を冷やさないように気を付けてください。
特に後鼻漏で悩んでいる人は、精神的にも限界が来ている人もいます。
精神的なケアをすることも大切なので、好きなことをして息抜きの時間を持てると良いですね。
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